冷たい雨の降る中、長尾山へ向かいました。ご納骨式が始まるまでに、雨がやみますようにとお祈りしながら準備をしていました。
雨の際は、簡易タープテントを張ってご準備致します。準備を終えて、テントの下で雨宿りをしながら、ここは命が還ってゆく場所なんだなぁと改めて考えておりました。
生死の概念に対しては、宗教や宗派によって考え方は様々ですが、亡くなられた方を弔う気持ちや、安らかにお眠り下さいという祈りは、皆同じなのではないかと思います。
今ここにこうして生きているわたし。命を繋いで下さったご先祖さま。火葬のあとはみんな、腕の中に収まるサイズの骨壷に入ってお家へ戻り、ご納骨式でお墓に入って、地に空に水に空気に少しずつ還ってゆくのだなぁと、納骨のお手伝いの際はいつも尊い気持ちに包まれます。この言葉が合っているのかは分かりませんが、畏怖の念を抱くというか、とてもかしこまった気持ちになります。
ご納骨式直前には雨はすっかりやんで、雲間から青空が見え、陽が射し、お聞きしたところ故人の方は晴れ女だったとのことです◎
すべての魂が、安らかでありますように。のぞまれた場所へ向かわれますように。