お墓への文字彫り(戒名彫刻)をご依頼いただきましたら、まず最初にすることが現地調査です。
お伺いした墓地へ行き、お墓の状態や既存文字を確認致します。これは、次に彫り入れる文字の位置や大きさ・書体を調べるためです。
今回は霊標(法名碑)への彫刻です。彫り入れる場所を確認し、既存彫刻のフォントと揃えるために拓本取り(石刷り)という作業を行います。
トレースするための紙を貼り付け、紙の上から拓本取り専用の素材を用いて擦り、文字を写し取ります。
彫刻同様、丁寧かつ慎重に行う作業ですので、石が傷つくことはありません。ご安心ください。
拓本を取り終えたら事務所に戻り、いよいよ彫り入れる文字を作成して参ります。
……ということで、次回は、彫刻までの流れPart②です。お楽しみに!